授業形態
原則として、その生徒の現在の習熟度に応じた個人授業とします。しかし、局面により、生徒の間で相互にインパクトを与え合い、全体としてグレードアップしながら、自分の殻を破って新風を呼び込む集団授業が効果的な場合もあります。
当教室では、こうした点を踏まえて、授業形態を固定化せず、様々な要素を総合的に判断しながら、授業形態を柔軟に選択していきます。
(個別指導も集団指導も費用は同額です)。
いずれの場合も、家庭学習とのつながりを重視し、予習または復習として適度な宿題を毎回必ず課しています。
各教科の指導方針
- 国語
- 古典的文章から現代的文章までの、考えさせる素材を中心にした読解問題、知識問題、それに易から難までの豊富な漢字練習問題を通じて多角的な国語力を養成します。
- 英語
- 文法事項のスムーズな導入を図る的確な解説と重要事項の定着のための豊富な問題演習の中で、精選された入試問題へのチャレンジという流れを保ちながら、総合的な英語力を養成します。
- 社会
- 豊富な統計や資料、チャートを通じて学習の要点をおさえながら基礎学力を定着させるとともに、柔軟な発想のもとに実戦タイプ、チャレンジタイプの問題演習を行い、受験学力の定着、深化を図ります。
- 数学(算数)
- 入試頻出問題や重要問題の徹底分析に基づいた、生徒の立場に立った具体的な解き方の指導を通じて、生徒の達成感を喚起させ、実戦的で高度な学力を養成します。
- 理科
- 学習プロセス(実験→結果→要点整理)を重視しながら、「わかりやすさ」を追求。基礎力の徹底した定着を図るとともに、最新の入試傾向を反映した精選問題の演習を通じて、高度な受験学力まで引き上げます。
指導の特色
数学(算数)
まず、第一の軸である数学(算数)についてですが、入塾後1年位たつと、多くの生徒が「数学が好き」と言ってくれます。数学においては、自分の頭で考えるトレーニングを積み重ねてはじめて上達できるという点で、最初は大変辛いところもありますが、生徒個人の素朴な発想に寄り添い、矛盾があれば納得のいく仕方で指摘し、また直観的に素晴らしい発想であれば、数学の歴史にふれたりしながら、公式や定理に導いてあげます。そうすると、学校では習っていない「裏ワザ」が身についたりして、魔法を使っているような快い気分になり、このワクワク感が数学を好きになる一番の理由ではないかと考えます。これは決して、「達成感」とか「受験のテクニック」というだけではなく、自然に高度な解法となっているのです。
当教室の生徒たちの多くが、数学を最大の得点源としています。受験では各教科をバランスよく勉強したほうがよいとよく言われますが、文系理系、いずれに進むにしても、難関大の入試では、センター試験で数学が課せられます。とても差のつきやすい教科であることを考えると、受験の大戦略として数学をメインに据えるのは得策であるといえます。
数学が苦手な人、嫌いな人へ
弘文で私と一緒に勉強はじめの辛さを乗り切りましょう!最初は忍耐です!その後はちょっぴり苦しく、かつ楽しく、数学を勉強しましょう!
(数学担当 渡辺)
国語
次に、第二の軸は国語力の重視という点です。
国語力は漢字の読み書きなどの知識だけでなく、出題者の問いかけに対するコミュニケーション能力でもあります。
こうした能力を踏まえて、他教科の学力も大きく花開くことになります。英語における高度な文章力や、数理的処理能力も自己の中での日本語による微妙なニュアンスを含んだ思考が欠かせない以上、むしろ当然とも言えるでしょう。
学習塾の中には、国語を選択教科としたり、隔週1回としているところもありますが、弘文では標準コース(中学生)の中で、毎週120分間の授業時間をキープしています。これは、近時、活字離れが進行している状況の下で、韻文から散文、古典から現代文まで、様々なジャンルの文章やその背景に直面する数少ない機会であると考えるためです。
社会の色々なところで、格差が広がったとの指摘がありますが、国語力の格差は学力のみならず人の品性に影響するだけに、より深刻なものと考えます。当塾では、授業の一環として「日本語検定」を取り入れています。漢字や語彙などの特定の領域に限定せず、日本語の総合的な運用能力を測ります。正しい言葉遣いを身につけ、コミュニケーション能力を高めることを目的としています。
あなたの母国語は?
日本語はあなたの母国語です。だからこそ積極的に学び、より深く理解しようとする姿勢が大切です。
(日本語検定委員会からのメッセージ)